認知症の方を積極的に受け入れています。
逅里苑は、従来型特別養護老人ホーム60床を中心に、従来型ショートステイセンター10床、ユニット型ショートステイセンター20床の施設を運営しており、歴史ある屋島の豊かな自然環境の中、それぞれのニーズ合った施設のご紹介が可能です。
認知症によるBPSD(行動・心理症状)が表出したとしても、なぜBPSDが表出したのか本人の生活を見直し、本人の不安を軽減できるようスタッフ間で情報共有を行い、24時間の介護を実践しています。私たちは、認知症の人を積極的に受け入れる施設として「出来ない能力に目を向けるのではなく、出来る能力に目を向ける介護」を行っています。
「最期まで口から食べる」ために、食べる支援を実践しています。
口から食べることは、栄養摂取だけでなく、生活の楽しみや人とのつながりにも関わる行為だと考えています。私たちは、できる限り「最期まで口から食べる」ことができるよう、週に1度は歯科衛生士による口腔ケア、義歯の調整、本人や職員にたいして歯磨きの指導などをしてもらってます。また、食事時の姿勢に気を付けるとともに、食前には嚥下体操を実施しています。
ご本人やご家族の希望により、個室か多床室をお選びいただけます。
生活環境においては、2階の従来型施設は個室のみではなく多床室もあり、認知症の人やご家族に選んでいただくことができます。個室での利用に不安が見られる人でも、多床室なら人の温もりで安心して寝られる。何かあった時に助け合いの姿がみられるなど相乗効果もみられています。また、1階ユニット型個室では、小グループ単位でのコミュニティーを活かした介護も受けられます。是非ご相談下さい。
馴染みの関係が構築できるユニット型ショートステイセンター。
ユニット型ショートステイセンターでは、キッチンを中心とした共同生活空間で、食を中心としたコミュニティーがあり、「馴染みの関係を大切にした介護」を行っています。
【ショートステイセンター】
●併設型:多床室・従来型個室
●併設ユニット型
逅里苑での暮らし・イベント
逅里苑では共同生活空間で日々の生活の中でゲームやレクリエーションを行ったり、クリスマスや節分などには、行事イベントに合わせて季節感の味わえる料理も提供しています。日々の暮らしの中でロケーションも含め季節の移ろい感じられる生活の支援を行っています。
特別養護老人ホーム
在宅での生活が困難になった要介護の高齢者が入居できる公的な「介護保険施設」です。介護等の日常生活上の世話や機能訓練、その他必要なサービスをうけられます。
ショートステイセンター
短期的に施設に入所し、介護や生活支援が受けられます。食事や入浴、介護などのサービスを受けることができます。
特別養護老人ホーム 逅里苑
施設長:長谷川 義弘
〒761-0111 香川県高松市屋島東町408-1
TEL : 087-844-8500 / FAX : 087-844-8530
メール : kourien@syurikai.com
事業所番号 | 特別養護老人ホーム:3770101750 ショートステイ:3770101735 ショートステイ(ユニット型):3770108334 |
定員 | 特別養護老人ホーム:60名 ショートステイ:10名 ショートステイ(ユニット型):20名 |
利用要件 |
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居室 | 【1階】個室:20室 【2階】個室:12室 2人部屋:18室 4人部屋:5室 |
職員について | 施設長・生活相談員・看護職員・介護職員・管理栄養士・介護支援専門員(ケアマネジャー)・事務員・その他職員・嘱託医 |
提供サービス | 食事・入浴・排せつ・健康管理・緊急対応・生活相談・生活支援・レクリエーション・看取り |
対応可能な医療行為・ケア |
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今までにご利用いただいた方の状態 | 認知症、アルツハイマー型認知症、若年性アルツハイマー型認知症、晩発性アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、若年性ピック病、アルツハイマー型認知症+レビー小体型認知症、アルコール性認知症 など |
大きな病気や怪我、認知症等により、命の危険が迫った状態になると約70%の方が意思伝達できなくなると言われています。
逅里苑では、その様な状態になられた方やそのご家族に対し、人生最終段階における、医療・ケアについて繰り返し話し合う取り組みACP(アドバンス・ケア・プランニング)=人生会議を行っております。ACPの取り組みにより、ご本人・ご家族・ケアチームがご本人の希望や、ご満足できる生き方を共有し、後悔のない最期が迎えられるようお手伝いさせていただきますので、安心して一緒に考えていきましょう。
副施設長
福場 ひろみ
認知症の人のケアで難しいのは自己決定の考え方です。認知症になると、「入浴したがらない」、「食事を食べたがらない」などといった場面に出会うことがあります。
「無理にさせない」本人の考え方や生活に寄り添い、受容した考え方と捉え、「入浴しない」「食事を好きな時間に食べてもらう」というケアの選択もできます。認知症の人の自己決定と考えることもできますが、それが専門職のケアなのだろうかと悩むことがあります。
私たちは、「入浴したがらない」、「食事を食べたがらない」などの訴えがあった場合、認知症以外の他の身体的状況や病気などを、本人から発する何かの体調変化の訴えであると捉え、多職種で話し合いの場を持つようにしています。そして、その後のケアの進め方については、本人の訴えのみを自己選択・自己決定ととらえるのではなく、最も良いケアを利用者や家族と共に悩みながら考え意思決定支援・共同決定支援を行うようにしています。
介護主任
上田 晶也