足浴についてのお話

足浴とは、病気など身体的な理由で全身浴が難しい方のために実施する「部分浴」の一つです。部分浴とは、体の一部だけをお湯に浸ける入浴法のことです。

【足浴の効果】
全身浴に比べて心臓への負担が軽く、全身の温熱効果が得られます。

就寝前に行う事で、足が暖まった後体温が下がり眠気を催し不眠の解消の効果もあります。

血流が良くなることで、足のむくみを改善する効果が期待できます。

清潔にすることで感染症を予防します。

【使うもの】
足の入るぐらいの大き目のたらい、またはバケツ
レジャーシート、
バスタオル、タオル
お湯(39℃~42℃)、沐浴剤、石鹸など

【方法】
・足の下にレジャーシートや大きめのゴミ袋を敷き、その上にタオルを敷きます。

・バケツのお湯(39~42℃)を入れます。熱くないか自分の手で確認します。

・足が十分温まったら、片足ずつ洗っていきます。濡らしたガーゼに石鹸をつけて泡立て、お湯から足をあげたら指の間を丁寧に洗います。
十分なすすぎが難しい場合も多いので、できれば泡状の石鹸が推奨されます。

・両足とも洗い終わったら、お湯に浸して再び足を温めます。
10~20分ぐらいでぽかぽかしてきたらタオルでしっかり拭きます。
足首をまわしたり上下左右に動かしてストレッチを行うと、さらにリラックス効果が高まります。

足浴は、慣れてくると比較的少ない時間で実施できる清潔ケアなので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。