• 特別養護老人ホーム、デイサービス、グループホーム、ショートステイ等の事業を通じ、一人ひとりと丁寧に関わる認知症ケアに力を入れています。
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社会福祉法人守里会

四国新聞連載コラム

2018/10/07
「ぶらぶらしたい」
「ぶらぶらしたい」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ 『はぁ~ ぶらぶらしたい。』 盛夏をすごし、 たるんだ身体をながめながら。 あっという間にせまるであろう 来夏に向けて。 ゆるんだ心を 引き締めるかのように 頭上に渋く黒く輝く つかめども つかめども はなれていこうとする 真っすぐな姿 今度こそはと、 つかんでみるものの 手のひら、指先 ふるえ、しびれながら とおくへ とおくへ 行こうとする。 握力、筋力の低下 それをあざ笑うかのように 体重の増加 このままでは、 やはり物干し竿になって...
2018/09/03
「ざぶ~ん」
「ざぶ~ん」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ 子どものころの運動経験が 大人になってからの運動習慣へ影響 子どものころに運動を楽しみ、興味を示した者は 大人になり運動への取り組みもみられる 果ては、生活習慣病の予防にも そんな長期的な展望を持ちつつも 保育園で、子どもたちと 今日も、走る、投げる、跳ぶ 新しい指針を開くと 一人一人という言葉が多く ひとくくりに保育園児といっても 0歳から6歳 就学前 保育を学ぶ学生ともよく話題になるのだが 小学校の6年間 保育園の6年間 産まれてまもなく2...
2018/08/05
「こいつ大きくなりやがって~」
「こいつ大きくなりやがって~」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ 盛夏をにぎわす蝉の鳴く 廃校の校庭にて 時は経てども、夏休みの宿題は、 序盤戦が勝負というものの ここは、やはり後半のラストスパートに懸けるか 追い上げ及ばずも・・・ これは考えてはいけない 豪雨、台風と荒れた夏休みの入り口であったが 落ち着きを取り戻したい 小学生のころを想いかえしてみても 泳いでいたことしかうかばない 毎週、開催される大会に出場し続けてすぎていく 今はというと、 子どもたちの送迎、応援でなにもかわ...
2018/07/01
「まるまる そろそろ まだまだ」
「まるまる そろそろ まだまだ」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ まるまる そろそろ まだまだ 今は、ぐっと力をためる とき まるまる そろそろ まだまだ いつも気になり 容姿をうかがう みんなと同じなんだろうか こんなものだろうか まるまる そろそろ まだまだ おっとでてくるか もういいかい? まるまる そろそろ まだまだ あっそうだ 我が家のカブトムシのことね 昨夏、雌雄のペアから 誕生した 20匹あまりの幼虫 食欲旺盛 食べる食べる 盛り盛り ころころ 糞糞 冬の間 たくわえた力でさなぎとなり...
2018/06/03
「いつのころからか」
「いつのころからか」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ いつのころからか 母の日は、カーネーション 幼いころは、一輪をラッピング いつのころからか 母の日は、カーネーション 大きくなると、鉢植えに いつのころからか 母の日は、カーネーション 孫たちからは、カードを添えて そんな我が家のささやかな 母の日のカーネーション すぎさった母の日 カーネーションを肥沃な土の入った 大きな植木鉢へと移すこととしている 毎年、花を咲かせ続ける たくさんのカーネーション 老いた母の部屋でな...
2018/05/06
「菖蒲」
「菖蒲」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ 床の間の雛飾りを眺めながら一考。 片付けを延ばし、延ばし、 時は五月ともなろうとするも 未だに我が家の床の間に 飾り続けられている雛飾り。 一説には、片付けが遅れると、 嫁入りが遅れるとも言われる。 なぜこのようなことになることかと 思いをめぐらせてみる。 時は、昨年末へと遡り、 クリスマスツリーを飾り付け、 電飾ピカピカ、 サンタクロースからのプレゼントに願いを込め、 プレゼントさえいただければ、 そそくさと片付け。 次は、正月飾り、 羽子...
2018/04/01
「遊びにくるね」
「遊びにくるね」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ 6年前の春 真新しい保育所 ピカピカの床にころころ 寝転がって見上げた高い高い天井 産まれて数カ月 なにもかも初めて 寝返り お座り まだまだ これから よし ここはひとつ 泣いておくか 周りにいるのは誰なのか なにやら声をかけられたり 身の回りのことも 期待 不安 言葉にあらわすことができずとも 今日は、どうやって伝えてみようか そんな0歳児だった子どもたち 小学生になったら 大人になったら 大きな大きな夢をかなえよう
2018/03/30
「春のように、穏やかに」
「春のように、穏やかに」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ 「家で看取る」 昔は当たり前だったことも、 今ではちょっと難しい。 けれど、ほとんどの人が、そう望む。 2月のある晴れた日、 一人の女性が天寿を全うした。 今までも何度か体調を崩すことはあったが、 強靭な心と体で、 いつも乗り切って来られた。 けれど、どんな人でも、 いつかは最期が訪れる。 年明けごろから 何も口にしなくなって、 心配した家族はいろいろ覚悟して 入院させた。 だまし討ちに合ったような気分だったのか、 ご本人は断...
2018/03/23
「神様からの宿題」
「神様からの宿題」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ ある日の新聞。 自らの病を公表することにより 「『その病によって 人としての幸せが 奪われることはない』と 多くの人に知らせたい、 知ってもらいたい」と、 その深い思いをつづっておられる 記事を見つけた。 その病名は認知症。 その方は長年にわたり 認知症を研究し、 認知症を発症しても 周りの人たちの理解を得ながら、 今まで通り暮らしていくことができる、と 多くの講演を行い、 多くの人々に訴えてこられた。 今、自らがその病を発症し、 その...
2018/03/16
「白い雲と富士山と」
「白い雲と富士山と」 ~心に積み重なる様々な出来事をこのコラムに寄せて~ 楽しみにしていた お別れ遠足からの帰途、 バスの中から遠くに 山並みがよく見えました。 朝の大雨が上がったばかりで、 山々の中腹には 白い雲がかかっています。 いち早く見つけたのはコウくん。 「山のまんなかに雲があるよ!」。 コウくんの隣に座っていた フウちゃんも気が付き、 反対方向にも顔を向けて、 北側の窓から見える山にも 雲がかかっているのに 気づきました。 「あっちの山もや」。 今日はどの山も、 白い雲の中からにょきっと 頂...